いわき市の看板申請とは?必要な点検と既存看板の改修事例

いわき市内に設置されている既存看板について、屋外広告物の申請に伴う点検と改修工事を行いました。

こちらの看板は看板面が完全に塞がれており、外側から内部の支柱を確認できない状態でした。

そこで、内部点検を行うために看板面の一部へ点検口を設置。支柱の状態を確認し、錆落としと錆止め処理を行いました。

今回は実際の改修工事をご紹介しながら、いわき市における看板申請の種類や、更新申請に伴う安全点検についてご説明します。

目次

いわき市における看板申請とは

一般的に「看板申請」と呼ばれている手続きは、行政上では「屋外広告物許可申請」と呼ばれています。

店舗や事業所の看板をはじめ、広告板、広告塔、立看板、のぼりなど、屋外で継続して公衆に表示されるものは「屋外広告物」として、いわき市屋外広告物条例の対象になります。

いわき市では、屋外広告物を掲出する際には、設置前に許可を受ける必要があります。ただし、看板の種類や大きさ、表示内容、設置場所などによっては適用除外となる場合もあるため、個別の確認が必要です。

看板を新しく設置するときだけでなく、既存看板を継続して使用するときや、表示内容・面積・色彩などを変更するときにも申請が必要になる場合があります。

新規・更新・変更で必要になる申請

いわき市の屋外広告物許可申請には、主に「新規申請」「更新申請」「変更申請」があります。

新しく看板を設置する場合

新たに屋外広告物を設置する場合は、原則として設置工事を始める前に新規の許可申請を行います。

申請では、申請書のほか、看板の設置場所が分かる位置図や、形状・寸法・材料・構造・面積・色彩・デザインなどを記載した図面や仕様書が必要になります。

設置場所や看板の高さによっては、関係法令の許可書類や有資格者の資格証明書などが必要になる場合もあります。

既存看板を継続して使用する場合

いわき市が許可した屋外広告物の許可期間は3年間です。

許可期間終了後も引き続き看板を使用する場合は、更新申請が必要になります。

更新時には、申請前3か月以内に実施した屋外広告物の安全点検結果と、看板の現況を確認できるカラー写真などを提出します。

看板の内容や仕様を変更する場合

許可期間中に看板の表示面積や色彩などを変更する場合は、変更許可申請が必要になります。

表示内容だけを変える場合でも、変更の内容によって必要な手続きが異なる可能性があるため、施工前に確認しておくことが大切です。

申請内容の審査には日数がかかるため、いわき市では着工日や許可期限に余裕をもって書類を提出するよう案内しています。オンラインによる事前相談・確認も用意されています。

更新申請に伴う看板の安全点検

看板は長期間にわたって屋外に設置されるため、雨や風、湿気、紫外線、気温の変化などの影響を受け続けます。

外側からは大きな異常が見られなくても、内部の支柱や接合部、固定部分などに錆や劣化が発生している場合があります。

更新申請の際には、申請前3か月以内に安全点検を行い、「屋外広告物安全点検結果記録票」と現況写真を提出する必要があります。

また、地表から看板の上端までの高さが4メートルを超える屋外広告物では、屋外広告士、1級・2級建築士、屋外広告物点検技能講習修了者のいずれかの資格を持つ人が点検を行う必要があります。

看板の形状によっては、外観だけでは支柱などの重要な部分を確認できないことがあります。その場合は、内部を確認できる状態へ改修したうえで点検することも必要になります。

密閉された既存看板に点検口を設置

今回点検した既存看板は、看板面が完全に密閉されており、内部の支柱を目視で確認できない構造になっていました。

いわき市の看板申請に伴い既存看板に支柱確認用の開口部を設ける作業

そのため、看板面の一部を切り取り、内部点検を行うための開口部を設けました。

開口部から内部を確認したところ、支柱の一部に錆が発生していることが分かりました。

開口部から確認した既存看板内部の支柱に発生した錆

看板の表面だけを見ている状態では確認できなかった部分ですが、点検口を設けたことで支柱の状態を直接確認し、必要な補修を行うことができました。

支柱の錆落としと錆止め処理

既存看板内部の支柱の錆を落として錆止め処理を行った状態

内部点検で確認された支柱の錆や浮いた塗膜を丁寧に落とし、錆止め塗料を塗布するための下地を整えました。

その後、鋼材の腐食が進行するのを抑えるため、支柱に錆止め塗料を塗布しました。

屋外看板の支柱は、看板本体を支える重要な部分です。錆をそのままにしてしまうと、時間の経過とともに腐食が進む可能性があるため、状態を確認し、必要に応じて早めに処置することが大切です。

点検口を設けるメリット

点検後は、看板面に設けた開口部へ蓋を取り付けて仕上げました。

支柱の確認と錆止め処理を終えて開口部に蓋を取り付けた既存看板

今回設置した点検口は、今後も必要に応じて蓋を取り外し、内部の支柱や接合部を確認できる構造になっています。

点検口を設けることで、次回以降の点検でも看板面を大きく解体することなく、内部の状態を確認しやすくなります。

今回だけの点検を目的とした開口ではなく、今後の維持管理や補修にも活用できるよう、既存看板を点検しやすい構造へ改修しました。

いわき市での看板申請・点検のご相談

看板の申請や更新では、必要書類を準備するだけでなく、現在設置されている看板の状態を確認し、必要に応じて補修や改修を行うことも大切です。

スエヒロ広告では、看板の製作・施工をはじめ、屋外広告物の申請に関するご相談、既存看板の状態確認、点検口の設置、支柱の錆落としや錆止めなどの補修工事にも対応しています。

いわき市で看板の新設・変更・更新を予定している方はお気軽にご相談ください。

申請方法や必要書類などの最新情報については、いわき市「屋外広告物の設置に必要となる申請等について」をご確認ください。

※掲載している申請制度の内容は2026年8月時点で確認したものです。看板の条件によって必要な手続きが異なるため、実際の申請時にはいわき市の担当窓口へご確認ください。

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有限会社 スエヒロ広告
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